慢性心不全における脳内アンジオテンシン系の役割に関する病態生理学的研究
Project/Area Number |
09770051
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Environmental physiology (including Physical medicine and Nutritional physiology)
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
佐藤 隆幸 国立循環器病センター研究所, 循環動態機能部, 室員 (90205930)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 心不全 / アンジオテンシン / 心臓リモデリング / 圧受容器 / 交感神経 / 動脈圧 / 圧容積関係 / システム生理学 |
Research Abstract |
1 ラット心筋梗塞モデルを用いて、慢性心不全における脳内アンジオテンシン系の病態的意義を明らかにするために、脳室内アンジオテンシン投与により惹起される飲水行動を正常ラットと心不全ラットで比較し、心不全群で有意に飲水行動が強く誘発されることを見出した。また脳室内にアンジオテンシン変換酵素阻害薬であるカプトプリルを持続投与することにより心臓リモデリングが予防されることが明らかになった(Joumal of Cardiac Failure,1998;4:139-14-4)。 2 心不全時の脳内アンジオテンシン系の機能冗進の機序として圧受容器機能低下が報告されているが、従来の圧受容器機能の評価方法には、重大な欠点があった。圧受容器機能評価のための信頼性の高い方法として、ホワイトノイズ法を新たに開発した(A.merican Joumal of Physiology,1998;274:H358-H365)。3, ラット心不全モデルの心機能評価の新しい方法としてコンダクタンスカテーテル法を開発し、交感神経が収縮性に与える影響を明らかにした(American Journal of Physiology,1998;274:H1429-H1434)。4. ラット心不全モデルの神経性動脈圧制御機構を解明するための新しい実験方法を開発した(American JournaI ofPhysiology,1999;276:H326-H332)。 5. ラット心不全モデルの動脈圧決定機構を解明するための新しい枠組みとして平衡線図解析法を開発した(American Joumalof Physiology,1999,in press)
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)