Project/Area Number |
09770229
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research |
Principal Investigator |
反町 典子 財団法人 東京都臨床医学総合研究所, 免疫研究部門, 研究員 (30217468)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | NK細胞 / NK1.1 / Ly-49 / mouse / レセプター / mutant strain |
Research Abstract |
本研究では、NK細胞に異常をきたすマウスC57BL/6 nkd/nkd(以下nkdマウス)由来の神細胞を免疫原として、nkdマウス由来のNK細胞の細胞傷害活性を修飾するモノクローナル抗体Yuri 3を得、その性状解析を行った。Yuri 3抗体が認識する抗原の発現分布をFACSを用いて解析した結果、Yuri 3抗原は牌臓、骨髄、胸腺において全てのNKおよびNKT細胞に限局して発現することを見いだした。poly I:Cを腹腔内に注射したnkdマウスより調製した活性化NK細胞をエフェクターとして、Yuri 3抗体が細胞傷害活性に与える影響を検討した結果、Yuri 3抗体存在下ではsyngeneictargetに対する細胞傷害活性を誘導することを見いだした。このことはYuri 3抗体が認識する抗原が、NK細胞の標的認識に関与する可能性を強く示唆する。NK細胞の分化過程において、Yuri 33抗体は、胎児肝細胞内においてLy-49C/I陰性細胞画分に発現し、Yuri 3陽性細胞の割合の増加に伴ってLy-49C/I陽性細胞の割合は減少した。Yuri 3抗体が認識する分子が、神細胞分化の早期から発現すること、胎児肝細胞においてはLy-49C/Iと相補的な発現パターンを示すことから、この分子がNK細胞の分化過程で機能する可能性を検討している。
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