カルシウム依存性プロテインキナーゼIIによるサイトカイン遺伝子の制御機構
Project/Area Number |
09770325
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
内科学一般
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine (1998) Keio University (1997) |
Principal Investigator |
浜 信昭 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (70228526)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | カルシウム依存性プロテインキナーゼII / インターロイキン4 / 遺伝子転写 / カルシウム依存性プロテインキナーゼ / AP-1 |
Research Abstract |
【目的】液性免疫を補助するtype2サイトカインであるirterleukin 4(IL-4)の遺伝子転写制御機構は不明な部分が多い.特に,Ca^<2+>/カルモデュリン依存性プロテインキナーゼII(CaM KII)の転写調節における役割は不明である.本研究では,遺伝子導入とCATアッセイの手法を用い,IL-4プロモーターとCaM KII発現ベクターをJurkat細胞に同時導入し,CaM KIIのIL-4プロモーター活性に対する影響を検討することを目的とした. 【方法】pSVOCATレポーター遺伝子にc-mos遺伝子のupstream配列を挿入し,プラスミドpUNSP_Lを作成した.このNotL認識部位にヒトIL-4プロモーター(-418より+50bp)をクローニングしレポーターコンストラクトIL-4CATを作製した。 IL-4CATをJurkat細胞(CaM KII)遺伝子導入群とベクターのみ導入した群)に遺伝子導入し,24時間後,Ca^<2+>イオノフォアionomycinでさらに16時間刺激後,CAT活性を測定し,CaMKIIのIL-4プロモター活性に対する影響を検討した。 【結果】IL-4プロモーターはionomycinの単独刺激で活性化した.CaMKIIの同時導入によりこの転写活性は40%低下した.また,IL-4プロモーターはCa^<2+>/カルモデュリン依存性プロテインホスファターゼであるcalcineurinの遺伝子導入によっても著しい転写活性上昇を示した.Calcineurinによって誘導されたIL-4の転写活性も同様にCaMKIIlによって約40%抑制された.本研究によりCaMKIIのIL-4プロモーター活性化における抑制作用が明らかとなった.
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)