気道上皮,肺癌に対する遺伝子治療のためのDNAウイルスベクターの有効性の検討(Adeno virus VectorとAdeno-associated virus vectorの遺伝子導入効率,細胞特異性に関する研究)
Project/Area Number |
09770410
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Respiratory organ internal medicine
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
寺本 信嗣 東京大学, 医学部・附属病院, 教務職員 (50282629)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 遺伝子治療 / アデノウイルスベクター / アデノ随伴ウイルスベクター / 気道上皮細胞 / 肺癌 / アポトーシス / 気道上皮 / Adenovirus vector / Adeno-associated virus vector |
Research Abstract |
気道上皮細胞に対するAAV vectorの遺伝子導入効率をAd vectorと比較検討multiplicity of infection(moi)1-100の間では、ほぼ同等の遺伝子導入効率を達成することを見い出し、論文として報告した(J Virol 72:8904-8912,1998)。またこの関係は、嚢胞性線維症(CF)患者と正常者(nonCF)しとで、差がないことを見い出し、AAV vectorの遺伝子発現についてCFTRは関与しないことを報告した。むしろ、ウイルス力価、培養環境、培養液体量、ウイルス暴露時間などが重要であることを報告した(J Virol 72:8904-8912,1998,Thromb Res 93:35-42,1999)。しながら、高濃度のAAV vectorの作成は現時点では困難なため、AAV vectorの遺伝子導入効率を上げる手段として、宿主細胞のDNApolymeraseなどの酵素群を活性化させる手段として、DNAtopoisomerase inhibitorの前処置によって遺伝子導入効率をw倍程度にまで上昇させる現象を見い出し論文として報告した中本胸部疾患学会誌 35:1312-1317,1997)。また、より生体内への遺伝子導入に近いモデルとして、器官培養下の気管支への遺伝子導入についても検討し、論文として報告した(日本呼吸器学会誌 in press)。DNAウイルスベクターの誘導するアポトーシスについては、肺癌細胞について腺癌と扁平上皮癌について検討し、いずれもmoi依存性にアポトーシスを誘導し、結果として遺伝子の一過性発現の原因になっていることを見い出し、現在論文投稿中。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)