気管支喘息におけるTrichophytonの関与についての研究-抗真菌薬治療の検討を含めて-
Project/Area Number |
09770413
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Respiratory organ internal medicine
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
新實 彰男 京都大学, 医学研究科, 助手 (30252513)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
網谷 良一 京都大学, 医学研究科, 助手 (70167964)
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Project Period (FY) |
1997 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | Trichophytou / 白癬 / 気管支喘息 / 抗真菌薬 / 感作 / 重傷難治性喘息 / Trichophyton / 重症難治性喘息 |
Research Abstract |
1.白癬合併喘息に関するpreliminary study 研究代表者の担当する外来喘息患者の一部を対象に白癬合併の有無を検討した。その結果10例の足あるいは爪白癬合併例を見い出した。いずれも高用量吸入ステロイド薬を投与しても十分にコントロールできない全身ステロイド薬依存性の重症難治例であった。この10症例に白癬の治療目的で経口抗真菌薬itraconazole 150mg/日を投与したところ、全例で足・爪白癬の著明な改善が得られたが、うち4例では喘息症状やピークフロー値も明らがに改善し全身ステロイド薬を減量することができた。8週間の投与終了後も現在まで1年以上にわたって良好な状態を保っており、全身ステロイド薬は減量したまま経過している。特にこのうちの1例では、劇的ともいえる自覚症状、生活の質の改善を維持している。以上より、気管支喘息におけるTrichophyton感染の関与および抗真菌薬による治療の可能性が示唆された。 2. 喘息患者における白癬合併頻度、Trichophytonに対する感作の頻度の検討 喘息患者における白癬感染の合併や、Trichophytonへの感作(特異IgE抗体価の測定と抗原皮内反応により評価)の頻度を明らかにする。感染や感作の有無と患者の重症度、ステロイド投与歴などとの関連を検討し、感染や感作を生ずる背景因子を明らかにする。白癬感染合併例では喘息、白癬の両者の発症時期と経過を詳細に問診し、両者の因果関係の解明を目指す。上記を目的として、研究代表者の担当する外来の全喘息患者を対象に研究を開始し、データを集積中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(13 results)