Mouse thrombospondin 2遺伝子の血管壁細胞における機能-Mouse thrombospondin 1との関係-
Project/Area Number |
09770487
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Circulatory organs internal medicine
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
新宮 哲司 広島大学, 医学部, 助手 (20263684)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | thrombospondin 1 / thrombospondin 2 / 動脈硬化 / 遺伝子導入 / 血管傷害 |
Research Abstract |
平成9年度にマウスThrombospondin(TSP)1cDNAおよびマウスTSP2cDNAを用いて作製したプラスミド発現ベクターを用いて、血管平滑筋細胞(A10)、血管内皮細胞(CRL)および線維芽細胞(NIH3T3)に単独導入を行い、形質転換細胞のクローンを作製した。Northern blottingおよびWestern blottingでTSP1あるいはTSP2のmRNAと蛋白の発現を評価し、発現量の多いクローン各2クローンを過剰発現細胞(stable cells)として以下の実験に供した。 TSP1導入細胞については前年度に引き続きWST-1キットを用いた増殖実験に加えてBrdUの取り込みによる核酸合成実験を検討した。その結果、TSP1は内皮細胞においては増殖抑制作用を、平滑筋細胞および線維芽細胞においては増殖促進作用を有することが明らかとなった。また内皮細胞におけるTSP1の増殖抑制作用について検討したところ、アガロース電気泳動でDNAラダーを認め、TSP1は内皮細胞に対してアポトーシスを誘導することが示唆された。TSP1の内皮細胞に対するアポトーシス機能については引き続き次年度において研究予定である。 一方、TSP2導入細胞については、平滑筋細胞および線維芽細胞では増殖抑制作用の傾向にあったが、あまり安定した結果は得られなかった。また、内皮細胞においては、単独導入では変化は認められないようである。しかし、TSP1導入細胞にtransient transfectionでTSP2を導入すると、内皮細胞では増殖傾向になり、またアポトーシスによるDNAラダーが減少した。これら、現在までの結果からは、TSP2のTSP1に対する作用なのか、TSP2の直接的な作用であるのかは不明であり、将来、TGFβの活性の関連下にさらに検討していく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)