心不全のリモデリングと機能不全との関係-細胞、摘出心、In vivoでの検討-
Project/Area Number |
09770508
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Circulatory organs internal medicine
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
小野寺 達之 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (90194612)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1998: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | Heart failure / Hypertrophy / Isolated myocyte / Remodeling / Cardiotropin 1 / heart failure / hypertrophy / isolated myocyte / remodeling |
Research Abstract |
不全心におけるリモデリング(細胞およびIn vivoレベル)と機能不全との関係について、薬物投与の効果と併せて検討した。 【方法】 1. 実験モデル 生後12月齢の雌性自然発症心不全ラット(SHHF/Mcc-cpラット)を用い、コントロール群、早期治療群、晩期治療群の3群に分けた。エナラプリルを、早期治療群は12月齢(圧負荷肥大心発生時)より、晩期治療群は22月齢(心不全発症時)より投与した。3群とも24月齢にて以下の実験に供した。 2. 心エコー ペントバルビタールで麻酔後、7.5MHzプローブを使用し収縮期拡張期の左室内径、前壁厚、後壁厚を測定、収縮率を計算した。 3. 心カテーテル 右総頚動脈よりミラーカテーテルを左室内に挿入し左室圧、dP/dtを測定した。 4. 単離心筋細胞の作製 上記ラット摘出心をcollagenaseを含むJoklik's mediaで灌流した後、左心室筋を切離し、単離心筋細胞を作製した。単離心筋細胞を1.5%g1utaraidehydeで固定した後Computer image analyzerにより、組織学的に心筋細胞の長径を測定するとともに、Coulter Channelyzerを使用し平均細胞体積を測定した。平均細胞体積/平均細胞長より平均断面積を算出、さらに平均断面積より平均細胞径を算出した。平均細胞体積、細胞長、断面積、心筋細胞長/平均細胞径を指標とし、心筋細胞のリモデリングについて評価した。 【結果、結論】 12ヶ月齢のSHHFラットでは、すでに心筋細胞の平坦化と断面積の増大、心筋細胞長の増大が見られた。エナラプリル投与により、12ヶ月齢以後、断面積の増大、心筋細胞長の増大は見られず、24月齢での心エコーによる収縮率、ミラーカテーテルによる左室圧、dP/dtの低下はコントロールに比べ軽度であった。一方で、エナラプリルを22月齢から投与した場合は、これらのリモデリング及び心機能の改善効果は見られなかった。圧負荷による心不全の発症を防ぐためには、早期より、ACE阻害薬の投与により心筋細胞リモデリングを予防することが重要と思われた。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)