Project/Area Number |
09770615
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
八田 尚人 金沢大学, 医学部, 助手 (30272959)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 黒色腫 / 転移 / リンパ節 / 免疫組織化学 / RT-PCR / 悪性黒色腫 / チロジナーゼ / リンパ節転移 |
Research Abstract |
前年度研究で、黒色腫患者の領域リンパ節には、従来の病理組織学では検出が不可能な潜在性の黒色腫細胞が高頻度に存在すること、その検出にはHMB45免疫染色およびチロジナーゼmRNAのRT-PCR法が有用であることを示した。そこで本年度研究では、当科で予防的または治療的な鼠径リンパ節廓清を施行した13例から摘出された全リンパ節155個をHE染色およびHMB45免疫染色で、35個をチロジナーゼのRT-PCR法で検索して、個々の症例の領域リンパ節内における組織学的転移および潜在性微小転移分布を検討した。その結果、5例は組織学的に転移陰性であり、うち3例は滞在性転移も陰性であったが、1例では1個のリンパ節に、残りの1例では複数のリンパ節に滞在性転移が検出された。一方、組織学的転移陽性の8例における滞在性転移は、3例で陰性、1例で1個のリンパ節にのみ陽性、残りの4例では複数のリンパ節に陽性であった。術後の再発を認めた2例はいずれも複数のリンパ節に潜在性の微小転移を有する組織学的転移陽性例であった。以上の成績から、黒色腫患者の領域リンパ節における潜在性微小転移の分布様式は組織学的転移の有無にかかわらず多様であることが示された。今後はこれらの潜在性微小転移の存在および分布と患者の予後との関係とを検討してゆく必要がある。
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