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放射線による細胞接着分子発現の変化と治療効果との関連についての検討

Research Project

Project/Area Number 09770705
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Radiation science
Research InstitutionKochi Medical School

Principal Investigator

西岡 明人  高知医大, 医学部附属病院, 助手 (70237668)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords放射線治療 / 頭頚部癌 / モノクローナル抗体 / 免疫組織化学染色 / 細胞接着分子
Research Abstract

放射線冶療における腫瘍側の因子としての細胞接着分子の発現と癌の遠隔転移、局所浸潤等との関連を検討する目的で、代表的な細胞接着分子であるシアロムチン、インテグリン、カドヘリン、CD44、上皮成長因子(EGF)およびそのレセプター(EGF-R)に対するモノクローナル抗体と免疫組織化学的染色法を用いた検討を行った。現在、頭頚部癌を中心に39例の癌症例に対し、放射線治療前、4Gy、10Gyおよび20Gy照射時の癌組織を採取し、29例についてこれら細胞接着分子の癌組織中での発現度、分布様式とその変化の有無を解析し得た。細胞接着分子の発現については、EGFおよびEGF-Rではほとんどの症例で発現が認められなかったが、それ以外のものでは細胞膜表面上に高率に発現されていた。分布様式については、連続してみられるもの、明らかな断裂のみられるもの、ほとんど発現のないものがみられた。しかしながら、すべての細胞接着分子において照射線量の違いによる発現度、分布様式の明らかな変化は認められず、少なくとも小線量放射線のこれら細胞接着分子の発現に対する影響はあまり大きくはないものと思われた。遠隔転移、局所浸潤といった予後との関連については、現時点での経過観察期間が最長で一年弱ということもあり、断定的な知見は得られていないが、特にカドヘリンに明らかな断裂のみられない症例、シアロムチンの発現のみられない症例において、そうでない症例よりも予後が良好な傾向が認められている。次年度は更に検討症例数を増やすとともに、可能な限り長期的な予後との関連、特にカドヘリン、シアロムチンの発現様式との関連について検討する予定である。

Report

(1 results)
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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