Project/Area Number |
09770861
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Kidney internal medicine
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
筬島 明彦 産業医科大学, 医学部, 講師 (50248564)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 培養メサンギウム細胞 / 圧力負荷 / 細胞増殖 / PDGF / bFGF / 細胞因情報伝達 / アドレノメジュリン / _cAMP |
Research Abstract |
<目的> 慢性腎不全の進展において、腎糸球体高血圧の関与が明らかにされている。メサンギウム細胞は、糸球体高血圧状態において少なくとも伸展刺激と圧力負荷を受けていると考えられる。圧力負荷によりメサンギウム細胞は増加し、それは少なくともtyrosine kinase及びprotein kinase Cを介していることを既に報告したく平成9年度科研費報告書)。腎不全の進展には、血小板由来増殖因子(PDGF)や線維芽細胞増殖因子(bFGF)などのサイトカインの関与が考えられている。今回、圧力負荷によるメサンギウム細胞増殖におけるPDGFやbFGFの関与について検討した。 <方法> 開発済の圧力負荷装置を用い、培養メサンギウム細胞(5〜9継代)に圧力負荷を加え以下の検討を行う。1、圧力負荷によるメサンギウム細胞におけるPDGF-A,PDGF-B及びbFGF mRNAの発現の検討(RT-PCR法)2、圧力負荷による細胞内DNA合成に及ぼすPDGF及びbFGFの中和抗体の効果(チミジン取り込みを測定) <結果>1、PDGF-BmRNAの発現は3時間後より増加し6時間でピークを認めたが、その後減弱し24時間で基礎値に戻った。一方、PDGF-A及びbFGFのmRNAは、24時間まで有意な変化を認めなかった。2、100ng/ml以上の高濃度のPDGF中和抗体の存在下では、圧負荷によるDNA合成は有意に抑制された。一方、1000ng/ml濃度のbFGF中和抗体は圧負荷によるDNA合成に影響を及ぼさなかった。非免疫IgGも圧負荷反応に影響しなかった。また、1000ng/ml濃度の両中和抗体はコントロールに影響を与えなかった。 <考察> 圧力負荷によるメサンギウム細胞増殖機序に少なくともPDGF-Bの関与が示唆された。
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