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IV型コラーゲンによる転移性大腸癌の92kdゼラチン分解酵素発現制御の解析

Research Project

Project/Area Number 09770986
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Digestive surgery
Research InstitutionTokyo Metropolitan Organization for Medical Research

Principal Investigator

村岡 正敏  財団法人 東京都臨床医学総合研究所, 腫瘍生化学研究部門, 研究員 (30260334)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
KeywordsIV型コラーゲン / マトリックスメタロプロテアーゼ / 浸潤 / 転移 / HT-1080 / 大腸癌 / ゼラチン分解酵素 / マトリックスメタロプロテアーゼ-9
Research Abstract

基底膜の破壊は、癌の浸潤、転移の過程において必須のステップである。近年、MMP-2,-9といったIV型コラーゲン分解酵素が発見され、これらが浸潤、転移に関与することを示唆する結果が得られている。従って、これらの酵素の分泌量、活性化を制御する因子を知ることは癌の進展に伴う基底膜の破壊を考えていく上で重要である。前年度、大腸癌細胞において、IV型コラーゲン結合成分がMMP-9の分泌量を増加させることを示唆する結果を得た。また、MMP-2,-9を分泌することが知られてる繊維肉腫細胞HT-1080でも、同様の結果が認められた。今年度は、HT-1080を用いて、IV型コラーゲン、あるいは結合成分がMMP-2,-9の活性化に影響するかを検討した。その結果、細胞培養系においてHT-1080にIV型コラーゲンを添加することによりMMP-2が活性化されることが認められた。ただし、培養基質として、IV型コラーゲンを用いた場合ではなく、培地中に溶液として加えた場合のみ活性化が認められた。また、I型コラーゲンやペプシンにより限定分解したIV型コラーゲンを用いた場合にも同様な結果が得られた。このことは、生体内で、浮遊しているコラーゲンがMMP-2の活性化に寄与している可能性を示している。更に、マトリックスが破壊され始めて浮遊コラーゲンが増加するとMMP-2の活性化が起こり更にマトリックスの破壊が進むという機構も考えられ、上記結果はMMP-2の役割を考える上で興味深い知見である。

Report

(2 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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