Project/Area Number |
09771030
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
高橋 章夫 群馬大学, 医学部, 助手 (60261856)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 定位脳手術 / 振戦 / 電気刺激 / 視床腹中間核 / 微小電極法 |
Research Abstract |
目的:ヒト視床腹中間核(Vim)の最外側部には,振戦に関連した特異なニューロン群が存在する。そこで振戦に対する選択的Vim核手術に際しVim最外側部で急性電気刺激を行い、振戦に対する効果を解析した。 対象と方法:手に振戦のみられたパーキンソン病55例と本態性振戦9例について検討した.対側末梢の自然刺激(上下肢各関節の屈曲伸展)に反応するニューロンがとらえられた部位(A群:手関節の屈曲伸展による反応が得られた部位,B群:手関節以外の上肢関節の運動に対する反応が得られた部位,C群:下肢の運動に対する反応が得られた部位)で,1秒間の高頻度電気刺激(100Hz)を行い、振戦が停止する閾値や筋電図上の変化を観察した。A群については、7例で10〜20秒間の連続電気刺激を行った。 結果:全刺激点のなかで振戦に影響を与えたのは153部位中95であり、その内訳はA群30、B群50、C群15であった。1秒間の高頻度電気刺激の結果は,A群では前腕伸筋群または屈筋群に筋電図上最も早い潜時で異常群化放電の振幅低下がみられ、拮抗筋には一時的な振幅増大と周波数の増加が認められた。B群では屈筋群伸筋群とも一時的な振幅増大と周波数増加に続いて振幅の低下が観察された。振戦を抑制する閾値電流は明らかにB群よりA群が低かった(0.08±0.05mA<0.180±0.130mA)。C群では電気刺激により振戦は増強した。連続電気刺激(A群7例)では、持続的に振戦を停止させ得る電流は,1秒間の刺激での閾値電流より高かった(0.12±0.06mA,N=11)。振戦を停止させ得る強さの電気刺激では随意運動は障害されなかった。電気刺激による固縮の改善は明かではなく、パルス刺激では連続刺激と同程度の振戦抑制は得られなかった。結論:前年度より対象の数を増やしたが、基本的には同じ結果が得られた。ヒト視床腹中間核(Vim)の最外側部の高頻度電気刺激では振戦の抑制効果はみられるが、固縮については著しい効果はないように思われた。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)