Two−hybrid法によるアミロイド前駆体蛋白発現から神経細胞死への機序解明
Project/Area Number |
09771053
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
榊原 毅彦 京都府立医大, 医学部, 助手 (80285262)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 頭部外傷 / アミロイド前駆体蛋白 / 神経細胞死 |
Research Abstract |
申請者らは、既に独自に開発したラット重症頭部外傷モデルを用い、本モデルに海馬CA3の神経細胞死が生じることを証明してきた。本年度の研究では、本モデルの海馬CA3の神経細胞死にアミロイド前駆体蛋白の発現、代謝がいかに関与するかを検討した。まず、免疫組織化学的手法を用い、海馬CA3の神経細胞においてアミロイド前駆体蛋白の染色性が頭部外傷後に亢進し、その後この染色体が亢進した神経細胞が脱落するのを証明した。次いで、海馬でのアミロイド前駆体蛋白の発現の経時的変化をウエスタンブロティング法にて検討し、海馬でのアミロイド前駆体蛋白の発現が頭部外傷後24時間で亢進し、7日目では減少することも証明した。以上の結果より頭部外傷後の海馬でのアミロイド前駆体蛋白の発現の増加が、海馬CA3の神経細胞死に関与すると考察した。さらに、この増加したアミロイド前駆体蛋白がアミノ基末端側で100kDaと28kDaのフラグメントに代謝されることも同時に証明し、本研究成果は北米神経外傷学会の機関誌であるJ.Neurotraumaに発表予定である。現在、アミロイド前駆体蛋白のカルボキシル基末端側ではどのようなフラグメントに代謝されるのかについても検討している。そして、この研究と平行して、既に証明したアミロイド前駆体蛋白のアミノ基末端側のフラグメントと相互作用をもつ蛋白質もTwo-hybrid法にて検索し、アミロイド前駆体蛋白発現から神経細胞死への機序の解明中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)