Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Research Abstract |
上記研究課題のうち1.肩甲下筋の動的筋電図測定の確立と2.健常人における肩周囲筋群の前方ストレスに対する反射収縮の測定について,昨年度に十分な成果を得られなかったため,引き続き実験手枝の改良を加えて研究を進めた。 1については、用意した外径0.08mm,エポキシ/カシューコーティングされた白金イリジウム・ワイヤー電極をBasmajian(1978)の方法に従い、肩甲骨内側縁から刺入することに変わりはないが,実験設備周囲のシールド状況を改善することと、留置技術の習熟のため屍体肩による留置実験を行った。 2については1の改良を待って再度実験を行うこととしたが,被験者数が十分でないためまだ結果を出すに至っていない。1998年10/11月に米国から本実験とほぼ同じ目的・方法の論文報告が初めて発表され(Harrison et al),それによると電極および前方ストレス付加方法に工夫が見られ、我々が予想した結果に近い事実がわかった。同報告を参考に再度実験方法を改良し,実験を続行する予定である。なお3.ネコ肩関節の電気生理学的実験は1、2の結果が出ないため、休止とし,肩関節不安定症患者の臨床的特徴をつかむため,関節弛緩と関連のあるエストロゲンと同患者の関連について調査する実験に変更した。
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