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線溶系因子の骨吸収および関節炎に対する役割

Research Project

Project/Area Number 09771124
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Orthopaedic surgery
Research InstitutionKinki University

Principal Investigator

野中 藤吾  近畿大学, 医学部, 助手 (70268407)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywordsfibrinolysis / U・PAR / PAI-1 / U-PAR / synovial fIbroblasc / bone resorption / fibrinolisis / u-PA / cartilage / soynovial fluid
Research Abstract

線溶系と関節炎
慢性関節リウマチ(RA)および変形性膝関節症(OA)患者の滑膜線維芽細胞にヒアルロン酸を反応させ線溶系因子の変動を観察することで線溶系による関節炎抑制のメカニズムを探究した.RAおよびOA患者に対して人工膝関節置換術を施行した際に採取した滑膜組織から滑膜線維芽細胞を単離、培養した。10-100倍に希釈した分子量90万のヒアルロン酸で細胞を刺激し、urokinase-typeplasminogen activator(u-PA)およびPAinhibitor-1(PAI-1)を測定し、更にu-PA reccptor(u-PAR)の検討を行った。100倍希釈したヒアルロン酸では細胞の分泌するu-PAおよびPAI-1には影響を及ぼさなかったが、10倍希釈したヒアルロン酸ではRA,OAともu-PA,PAI-1抗抗原量、u-PA活性量は有意に低下した。しかしその程度はOAにおいて、より著明であった。一方、u-PARにおいて、その受容体数はRAではOAの約3倍であった。ヒアルロン酸刺激によりOAの受容体数は無刺激群の約80%に低下したが、RAでは約50%にまで低下した。以前よりヒアルロン酸は滑膜の炎症を抑制すると報告されているが、今回の結果からヒアルロン酸はOAでは細胞の分泌する線溶系因子を、RAでは細胞表面に存在するu-PARを主として、線溶系の面からも炎症を抑制している可能性が示唆された。
線溶系と骨吸収
現在人工関節等に用いられているインプラントの骨吸収への影響を線溶系を中心に検討した。家兎長管骨より破骨細胞を単離し、これにステンレス、コバルトクロム、チタンアルミニウム等の合金を刺激し、細胞の分泌,産生するu-PA活性量を電気泳動法を用いて測定した。ステンレス、コバルトクロムとも無刺激群に対して培養上清液、細胞溶解液中のu-PA活性量は有意に上昇したが、チタンアルミニウムでは活性の上昇は軽微であった。以上より、現在生体内に用いられているチタンは線溶系の面からみて、骨吸収を起こしにくいと考えられる。

Report

(2 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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