熱ショック蛋白APG−1の標的基質となる精巣蛋白質の同定
Project/Area Number |
09771214
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
金子 嘉志 京大, 医学(系)研究科, 助手 (40252465)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 熱ショック / 精巣 / APG-1 / シャベロン / ノックアウトマウス |
Research Abstract |
原核生物から真核生物にいたるすべての生物は高温にさらされると一群の熱ショック蛋白(HSP)を合成する。HSPの一部は分子シャペロンとして機能し、蛋白質の高次構造決定や細胞内輸送に関与することが判明している。我々は精巣の特異な熱感受性を解析する過程で新たにHSP遺伝子apg-1及びapg-2を単離し、これらがHSP105/110と共に独立の群を形成することを明らかにした。そこでAPG-1蛋白質の精巣内標的物質の検索を試みた。 1)GSTとAPG-1との融合蛋白質を大腸菌に発現させ、精製した。この蛋白と結合するポリペプチドを、ファージ表面に発現させたランダムペプチドライブラリーを用いてスクリーニングしたが、特異的なものは得られなかった。さらに技術を開発する必要がある。 2)マウス生殖細胞では、体細胞と異なり、恒常的にAPG-1が発現しており、32度から39度Cへの温度変化での発現亢進は見られないことが明らかになった。 3)抗APG-1抗体により、精巣でAPG-1とともに免疫沈降する蛋白の同定を試みたが、明確な結果は得られなかった。 4)APG-1遺伝子ノックアウトマウスの形質から、APG-1蛋白質の精巣内標的物質を類推するために、APG-1遺伝子ノックアウトマウス作製を開始した。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)