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抗前立腺組織特異抗体を用いた臨床診断への応用

Research Project

Project/Area Number 09771239
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Urology
Research InstitutionAichi Medical University

Principal Investigator

瀧 知弘  愛知医大, 医学部, 助手 (00288523)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1998: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1997: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords前立腺癌 / モノクローナル抗体
Research Abstract

BALB-Cマウス4週齢をヒト前立腺癌細胞株のLNCaPで免疫後、脾リンパ球とマウスミエローマ細胞を用い、細胞融合法にてハイブリドーマを作製した。前立腺癌由来LNCaP細胞と反応し、他の臓器由来癌細胞と反応しない抗体(2C-9)を産生する1クローンを得た。抗体はこのクローンをヌードマウス腹腔内に接種して腹水を得、プロテインGカラムで精製した。抗体のクラスは、IgG1、kタイプであった。次に、悪性腫瘍細胞61種、ヒト正常腎細胞株2種における抗体の反応性をMHA法で検索した。免疫原のLNCaP細胞とは反応したが検査に用いた他の細胞は全て反応しなかった。抗原分子量の測定を、免疫沈降法で測定した結果、92kDa付近に特異なバンドを認めた。さらに、免疫組織学的検討としてアセトン固定凍結ヒト正常臓器切片13種における染色性を、間接酵素抗体法により検索したが、本抗体対応抗原は前立腺組織のみに検出され、他の臓器には検出されなかった。また前立腺由来組織に対する免疫組織化学的検討として、前立腺癌6種、前立腺肥大症2種、正常前立腺2種を対象として、抗PSA、抗PAP抗体と共に間接酵素抗体法により検討した。PSA・PAPについては、反応の認められない症例もあったが、本抗体は検査した全組織に対し染色性を有し、PSA・PAPと染色性の違いを認めた。また正常前立腺組織内では、PSA・PAPは腺細胞全体に染色されたが、本抗体は、腺細胞の腺腔側に偏在して染色が観察され、抗原の組織内分布についてもPSA、PAPと異なっていた。以上より本抗体対応抗原は、PSA,あるいはPAPとは異なる抗原であることが明らかとなった。

Report

(1 results)
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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