早産における病原微生物の意義(周産期感染症予防の試み)
Project/Area Number |
09771264
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
三鴨 廣繁 岐阜大学, 医学部, 助手 (00262775)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 早産 / 前期破水 / エンドトキシン / インターロイキン-8 / 周産期感染症 / 嫌気性菌 / GBS / 羊水感染 / 前期破水(PROM) / 病原微生物 / IL-8 / S.agalactiae(GBS) |
Research Abstract |
妊婦腟分泌物および妊婦子宮頚管粘液を臨床検体として妊娠20週73例、妊娠30週73例、妊娠34週74例の合計220例の検討を行った。このうち、正期前陣痛、正期前前期破水などの羊水感染をきたした症例は合計22症例であり、残りの198症例は羊水感染をきたすことなく正常分娩に至った症例であった。 1. 細菌学的検討 妊婦腟分泌物および妊婦腟子宮頚管粘液ともに、いずれの妊娠各時期においても羊水感染症例では、正常例に比較して、検出菌株数が有意に増加していた。また、妊娠子宮頚管粘液から検出された細菌は、必ず妊婦腟分泌物からも検出されており、上行性感染を支持する結果となっていた。 2. 感染局所におけるS.agalactiaeの存在 妊婦220症例の検体のうち、腟分泌物中の48症例(21.8%)に、子宮頚管粘液中の35症例(15.9%)にS.agalactiaeの存在が認められた。preterm labor/PROMなどの羊水感染をきたした22症例では子宮頚管粘液中の7症例(31.8%)にS.agalactiaeの存在が認められた。 3. 感染局所におけるエンドトキシシ値 preterm labor/PROMなどの羊水感染をきたした22症例中の13症例(59.1%)で、正常例に比較して子宮頚管粘液中のエンドトキシン値が高くなる傾向が認められたが、腟分泌中のエンドトキシン値には、明らかな傾向は認められなかった。なお、子宮頚管粘液中のエンドトキシン値のカットオフ値は、100pg/mlに設定することでpreterm labor/PROMなどの羊水感染の予測が可能になるものと考えられた。 4. 感染局所におけるサイトカイン値 preterm labor/PROMなどの羊水感染をきたした22症例のすべての症例において正常例に比較して腟分泌中および子宮頚管粘液中の炎症性サイトカインIL-8値が高くなる傾向が認められた。しかしながら、羊水感染をきたした症例におけるIL-6値、IL-10値は、正常例に比較して、統計学的に有意差は認められなかった。なお、腟分泌中および子宮頚管粘液中の炎症性サイトカインIL-8値のカットオフ値は、5,000pg/mlに設定することでpreterm labor/PROMなどの羊水感染の予測が可能になるものと考えられた。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)