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Placental Protein−5による婦人科悪性腫瘍の転移抑制効果

Research Project

Project/Area Number 09771291
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Obstetrics and gynecology
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

宮城 悦子  横浜市大, 医学部附属病院, 助手 (40275053)

Project Period (FY) 1997
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1998: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
KeywordsPlacental Protein-5 / 転移 / 婦人科悪性腫瘍 / 絨毛癌 / 卵巣癌 / プロテアーゼ / プロテアーゼインヒビター / 胎盤
Research Abstract

1.正常胎盤組織,絨毛性疾患におけるplacental protein-5遺伝子発現とその局在の検討.
正常絨毛組織の形成過程にplacental protein-5(PP5)が関与することを明らかにするため,様々な妊娠週数の胎盤におけるPP5の遺伝子発現をNothern blot法により検討した.その結果,PP5は,妊娠全期間の胎盤において著しく強い遺伝子発現を示した.また,PP5産生細胞の局在を明らかにするため,in situ hybridization法による検討を行った結果,PP5 mRNAの発現が,syncytio+rophoblastに特異的に認められることが明らかになった.以上の結果より,PP5が,正常胎盤の形成過程,分化に重要な役割を果たしている可能性が示唆された.
絨毛性疾患におけるPP5遺伝子発現については,現在検体を収集しつつ検討を行っている段階であるが,胞状奇胎組織ではPP5遺伝子発現が認められ,絨毛癌由来細胞株ではPP5遺伝子発現が欠如していることより,PP5が絨毛性疾患の悪性進展に何らかの役割を果たしていると考え,研究を進めている.
2.卵巣悪性腫瘍におけるPP5遺伝子発現.
卵巣腫瘍の進展におけるPP5の関与を明らかにするために,16例の上皮性卵巣悪性腫瘍臨床検体を用いてNothern blot法によりPP5の遺伝子発現を検討した.その結果,PP5遺伝子は16例中13例(81%)と高頻度に発現が認められ,特に進行癌でより高頻度に発現が見られた.トリプシンは,PP5がプロテアーゼインヒビターとしての活性を有し,転移に促進的をに働くと考えられているセリンプロテアーゼである.トリプシンとPP5の遺伝子発現をともに有する検体が,特に進行癌で多く認められたことより,PP5は卵巣腫瘍組織内での過剰なプロテアーゼ活性による組織破壊の抑制,形態維持に対して何らかの役割を果たしているものと考え検討を進めている.

Report

(1 results)
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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