Project/Area Number |
09771375
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
廣島屋 孝 北里大学, 医学部, 助手 (50276078)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1997: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | エブネル腺 / 3次元解析 / ヒト舌 / 味覚 / エネブル腺 / 三次元解析 |
Research Abstract |
エブネル腺の腺胞細胞を3次元解析することの利点は体積および容積をコンピュータにて測定できるため、エブネル腺の分泌能に関してある程度評価できる点である。 平成9年度に、48歳男性と、82歳男性の2症例について検討した結果それぞれの3次元画像の定量的計測ではエブネル腺の体積は、48歳の症例が82歳の症例の約3倍であった。平成10年度には20歳以下(14歳男性)、30歳代(32歳女性)、40歳代(41歳男性)、50歳代(58歳男性)、60歳代(68歳男性)、70歳以上(75歳男性)の各年代で1症例ずつ、計6例のエブネル腺の形態的変化を3次元解析した結果、40歳以降で加齢に伴いエブネル腺の体積の減少を認めた。 中山はエブネル腺の定量的観察を行い、腺胞細胞の出現頻度は加齢とともに減少を認めたとのべている。この報告と前述した研究結果とを踏まえて考えるとエブネル腺は加齢とともに萎縮し洗浄腺の機能も低下していくのではないかと考えられる。今後は各年代において症例を増やして(各年代で10〜20例、できれば男女同数で)更に検討を重ねていく方針である。
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