虚血網膜における神経伝達物質の変化の検討:免疫組織化学法および免疫電子顕微鏡的研究
Project/Area Number |
09771424
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
馬 寧 三重大学, 医学部, 助手 (30263015)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 網膜 / 虚血 / 神経伝達物質 / アミノ酸 / 免疫組織化学 |
Research Abstract |
実験:平成10年度は正常網膜と虚血網膜から遊離切片を作成し、精製したアミノ酸抗体を用いて、包埋前染色法を用い、免疫電子顕微鏡法を行った。第二次抗体としては、金コロイド標識二次抗体を使用した。シトルリンの免疫染色は高感度であるTyramide Signal Amplification法で行った。 結果:高感度免疫染色法によるシトルリンの染色では、正常網膜において神経節細胞および内顆粒層の細胞が染色されたが、視細胞とミュラー細胞では免疫反応が見られなかった。本研究によって、正常網膜におけるシトルリンの分布がはじめて明らかになった。虚血網膜では、血流再開1時間後にミュラー細胞のシトルリン免疫反応が出現し、血流再開2時間後には強いシトルリン免疫反応が見られた。血流再開2時間後の神経節細胞の免疫反応は血流再開1時間後に比べ弱くなった。血流再開6時間後には神経節細胞に強い免疫反応が見られたが、ミュラー細胞のシトルリン免疫反応は弱くなった。血流再開後2日経った網膜ではミュラー細胞にわずかに免疫反応が見られたが、血流再開後6日経った網膜では正常網膜で見られたシトルリンの分布と同様になった。 電子顕微鏡による観察では、正常網膜においてグルタミン酸の免疫反応がないとされる視細胞内節において、虚血直後に強い免疫反応があることが確かめられたが、視細胞の外節およびミュラー細胞にはグルタミン酸の免疫反応は見られなかった。細胞外のグルタミン酸濃度の顕著な上昇は見られなかった。血流再開後4日経った網膜では視細胞内節におけるグルタミン酸の免疫反応はわずかに見られた。アスパラギン酸とグリシンの虚血による影響は見られなかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)