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強膜篩状板コラーゲン線維の三次元構造とその変化に関する形態学的研究

Research Project

Project/Area Number 09771449
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Ophthalmology
Research Institution宮崎医科大学

Principal Investigator

中野 徹  宮崎医大, 医学部, 講師 (40274774)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords強膜篩状板 / 篩状板コラーゲン線維 / 水酸化ナトリウム消化法 / コラゲナーゼ / 強膜コラーゲン線維の浸軟化
Research Abstract

本研究ではまず強膜篩状板の3次元的微細構造を明らかにするため、水酸化ナトリウム消化法により細胞成分を除去し高分解能走査型電子顕微鏡を用いて篩状板コラーゲン線維の観察を試みた。種々の濃度、温度、時間を試したが、篩状板コラーゲン線維のみを保存し、神経細胞要素を完全に除去することは困難であり、あまり強い条件を用いると強膜篩状板の微細構造自体の破壊が認められた。そこで3〜5%の水酸化ナトリウムを用い、蒸留水中での超音波洗浄で消化残査物を除去しつつ、数日間かけてこれを繰り返すことにより、形態学的にほぼ満足できる結果が得られつつあるが、至適条件は動物種によって大きく異なっており、安定した結果を得るためには更に条件の検討を要すると思われる。次に各種のコラゲナーゼ等を動物眼の後極部強膜に作用させ、酵素的強膜コラーゲン線維の浸軟化を試みた。コラゲナーゼを高濃度にすると投与初日には若干の線維消化像が認められたが、翌日には炎症細胞の浸潤により線維芽細胞が活性化され、組織修復機転が強く起こるのが認められ、この方法のみでは浸軟化の程度のコントロールは事実上困難と考えられた。またコラゲナーゼ投与後、家兎眼で眼圧測定を行ったが経過中有意な変化は認められず、前眼部、眼底などに炎症所見などの異常を認めなかった。今後は線維芽細胞抑制効果を持つ薬剤を併用し、強膜篩状板コラーゲン線維の浸軟化の程度をコントロールする方法を検討してゆきたい。

Report

(1 results)
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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