家兎眼毛様体無色素上皮細胞によるwater channel proteinの研究
Project/Area Number |
09771478
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | The University of Tokyo (1998) Nippon Medical School (1997) |
Principal Investigator |
鈴木 康之 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (80196881)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | water channel protein / 水輸送 / 家兎 / メッセンジャーRNA / cDNA / 毛様体 / PCR / 分子生物学 / CHIP / MIWC |
Research Abstract |
白色家兎genomic DNAを抽出してtemplateとし、水選択性チャンネル蛋白(water channel protein)であるaquaporin1(Channel-forming integral potein,CHIP)およびaquaporin4(mercuryinsensitive waterchannel protein,MIWC)について、すでに報告されているヒトおよびラットの共通アミス酸配列、cDNA配列よりdegenerate primerを作成し、これを用いてpolymerase chain reaction(PCR)を行うことにより、白色家兎におけるCHIPおよびMIWCに相当すると思われる遺伝子配列の一部を増幅した。PCR産物をcycle sequenceによりその塩基配列を決定したところ、それぞれヒトおよびラットのCHIP、MIWCと相同性が高く、白色家兎におけるCHIPおよびMIWCの遺伝子配列の一部であると結論した。 次に白色家兎眼球組織(網膜、虹彩ー毛様体、脈絡膜、角膜上皮)よりmRNAを抽出し、RT-PCR法によって、それぞれの組織にCHIPおよびMIWCが発現していることを確認した。また、5′-RACE法および3′-RACE法によりそれぞれのcDNA配列を広い範囲で決定した。 さらに、判明したMIWCのcDNA西びりを元に螢光プローブを作成し、それぞれの組織におけるmRNA発現量をリアルタイム検出による定量的RT-PCR法によって解析し比較検討したうその結果、白色家兎ではMIWCは網膜に比べ虹彩一毛様体、脈絡膜において多く発現しており、一方、角膜上皮ではほとんど発現していないことが明らかとなった。 以上より毛様体における房水産生を含む眼組織の水輸送にwater channel proteinが関与していることが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)