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味蕾の形態形成における細胞間相互作用と上皮-神経間相互作用の免疫組織化学的解析

Research Project

Project/Area Number 09771524
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Morphological basic dentistry
Research InstitutionThe Nippon Dental University

Principal Investigator

熊倉 雅彦  日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (60234514)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords形態形成 / 細胞分化 / 免疫組織化学 / 味蕾 / 基底細胞 / 味細胞 / 神経
Research Abstract

ラット胎児を材料に用い、上皮細胞の分化と神経、および上皮成長因子との関係の解析を目的として、味蕾の形態形成過程における基底細胞、味細胞の分化と神経との関連、ならびに舌粘膜上皮細胞のEGF(上皮成長因子)とEGFレセプターの局在を、種々の生理活性ペプチドと神経特異タンパク、神経細胞接着分子(NCAM)、EGF、EGFレセプター等の抗体をマーカーとして、光顕および電顕免疫組織化学により検討を行った。光顕免疫組織化学の結果は、胎齢14日目では、まだ味蕾の形成は認められないが、多層化した上皮層の基底膜直下に、神経特異エノラーゼ(NSE)抗体陽性の神経が観察された。味蕾原基の形成は胎齢16日目で認められ、原基内にはNSE、PGP9.5抗体陽性神経が、また、原基の基底部にサイトケラチン18抗体陽性細胞が観察された。胎齢17日目では、味蕾原基を構成する一部の細胞に、微弱ではあるがNCAM抗体陽性のものが認められた。胎齢18日目では、味蕾の基底部に位置する細胞でサイトケラチン18、20抗体陽性のものが、また、それら以外の細胞でNSE抗体陽性のものが観察された。この時期の味蕾内部の神経は、NSE、PGP9.5、S-100蛋白抗体について陽性を示した。胎齢20日目と出生直後でも胎齢18日目と同じ結果が得られたが、この時期の味蕾内部にはセロトニン抗体陽性細胞も観察された。さらに電顕免疫組織化学による検討を行った結果、NCAM抗体に陽性を示した細胞は神経の接触をともなった幼弱な味細胞、サイトケラチン18、20抗体陽性細胞は基底細胞、NSE、PGP9.5、セロトニン抗体陽性細胞は味細胞であることが明らかとなった。今回、いずれの発生段階でもEGF、EGFレセプター抗体陽性反応は認められなかったため、上皮細胞の分化と上皮成長因子との関係は不明であるが、基底細胞、味細胞の分化は神経主導型で起こるということが示唆された。

Report

(2 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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