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骨形成タンパク質(BMP)を応用した歯周組織の生物学的再建に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09771594
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

伊藤 豊  北海道大学, 歯学部・附属病院, 助手 (60291233)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords骨形成タンパク質(BMP) / 歯周組織再生
Research Abstract

本年度は、酸処理を行うことにより、歯根面自体をグロースファクターの供給源、及びBMPの担体として用いることを試み、イヌに水平性骨欠損を伴う歯周炎を惹起させ、水平性骨欠損部の根面をルートプレーニング、および酸処理後にBMPを応用し歯周組織の反応について検討した。
実験には現在までに成体のビーグル犬3頭を用い、その下顎左右第3、第4前臼歯を使用した。まず実験的に歯周炎を惹起させるため,歯根周囲の骨を分岐部を含めCEJより根尖方向に5mm削除後、歯頚部、骨欠損底部に矯正用ワイヤーを結紮し歯肉弁を縫合した。4週後にワイヤーを除去し、口腔清掃により急性炎症を消退させた後、歯肉弁を剥離し露出根面のルートプレーニング後、クエン酸にて3分間処理した。生理食塩水にて十分洗浄したのち、rhBMP-2(20μg)を塗布し実験群とし、その反対側には溶媒のみ塗布し対照群とした。両群とも歯肉弁を歯冠側に牽引し縫合した。術後は週に2回プラークコントロールを行い、8週後に安楽死させ、通法に従い組織標本作製後、光顕観察を行った。結果、臨床所見に関しては、観察期間中ほとんどの部位で良好であった。しかし対照群の2部位で観察され軽度の炎症が認められた.組織学的には、BMPを塗布した実験群では、著明な骨再生が観察された。対照群においても骨の再生が観察されたが、実験群に比べ少ない傾向が認められた。しかし、両群ともに根吸収や骨性癒着観察され、セメント質の形成はほとんど認められなかった。これらの結果から、水平性骨欠損において根面を担体としてBMPを応用することによって、骨の再生が促進されることが示唆された。しかし骨性癒着も多く観察されたことから、今後さらなる検討が必要と思われる。

Report

(2 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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