口腔悪性腫瘍における第5、8、11番染色体上のLOHの検索
Project/Area Number |
09771744
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
横江 秀隆 千葉大学, 医学部, 講師 (70261930)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 口腔癌 / LOH / 癌抑制遺伝子 / 第5番染色体 / 第8番染色体 / 第11番染色体 / マイクロサテライト領域 / PCR-LOH assay |
Research Abstract |
50種類の口腔扁平上皮癌組織、30種類の前癌病変さらに10種類の転移巣組織を用いて、第5、8、11番染色体上のLOHの状況を検討するため、以下の研究を行った。 1) すべての試料よりDNAを抽出し、凍結保存した。 2) 第5、8、11番染色体上にマップされているマイクロサテライト領域のうち、特にLOHを示す確率の高い約60カ所の領域に特異的なプライマーを合成した。 3) 各マイクロサテライト領域を[γ-32P]ATPにて標識されたプライマーでPCRを行い、PCR-SSCPassay、PCR-Direct sequencing、PCR-LOH assayを行った。 以上の実験により以下の結果を得た。 1) 第5番染色体上のLOHは長腕に多く検出され、その検出率は口腔癌組織の51.6%であった。特に、D5S178領域に高率にLOHが検出され、共通欠失領域と考えられた。この領域と組織分化度との間に、統計学的に有意な相関関係を認めたので、この領域には組織の増殖/分化に関与する機能を有する未知の癌抑制遺伝子が存在するものと考えられた。 2) 第8番染色体上のLOHは62.5%に検出された。D8S87、D8S258に共通欠失領域が認められた。これらの領域に、未知の癌抑制遺伝子の存在が示唆された。 3) 第11番染色体上のLOHは全検体の56.0%に検出され、特に、D11S939とD11S924の2つの領域が共通欠失領域と考えられた。これらの領域と臨床的な所見との間には特別な関係が認められなかったが、口腔癌発生過程に関与しているものと考えられた。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)