Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Research Abstract |
リン酸酸性フッ化ナトリウム溶液(以下APF)の局所応用時間である4分間の塗布でも、光硬化型グラスアイオノマーセメントの表面性状に変化をもたらすこと,またその際硬化後の経過時間が大きく影響することがわかったそこで,APFが光硬化型グラスアイオノマーセメントの表面へ与える審美的影響を知るため,APF浸漬前後における色調の変化の程度を測定し,硬化後経過時間とAPF製剤の形状の違いによる変化の程度を比較検討した。 なお色差の判定には、分光式色差計SE-2000を用い表色法として CILL^*a^*^*表色系を使用した。 APF製剤は,溶液状のフローデンA^<【.encircled?.】R【.encircled?.】>(サンスター,以下溶液),ゲル状のフロアーゲル^<【.encircled?.】R【.encircled?.】>(白水貿易,以下ゲル),フォーム状のMINUTE-FOAM^<【.encircled?.】R【.encircled?.】>(Oral-B,以下フォーム)を用いた。比較対象は,精製水とした。 浸漬時間と硬化後経過時間による色差 光照射終了後5分、10分、30分、24時間後に各APF製剤に浸漬した試料はすべての経過時間群において精製水に比べて有意に色差が認められた。浸漬開始時間で色差を比較すると5分後の色差はすべてのapf製剤群において他の浸漬開始時間群に比べ有意に高く浸漬開始時間が遅くなるにつれその色差も小さくなった。このことより硬化後経過時間が色差に大きく影響することがわかった またその色差は,APF製剤の形状により異なり5分後浸漬開始時間の色差は溶液・ゲルがフォームに比べて有意に高い値を示し24時間後浸漬した群では溶液が他の2つに比べて有意に高い値をしました。 以上のことによりAPF製剤の4分間の塗布は光硬化型グラスアイオノマーセメントの色調に影響を及ぼすことが示唆された。しかし,その影響は光硬化型グラスアイオノマーセメントの硬化後経過時間とAPF製剤の形状により差が認められた。
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