EVENING CAREとしての足浴が及ぼす生理・心理作用-マッサージ指圧刺激を与えた効果の検討-
Project/Area Number |
09772101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Nursing
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Research Institution | 佐賀医科大学 |
Principal Investigator |
橋口 暢子 佐賀医科大学, 医学部, 助手 (80264167)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1998: ¥100,000 (Direct Cost: ¥100,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 足浴 / マッサージ / 生理的影響 / 心理的影響 |
Research Abstract |
【研究目的】 前年度は足浴における温熱、マッサージ・指圧刺激が及ぼす生理的・心理的影響について検討したが、それらは、双方の刺激が重なりあっての影響であり、マッサージ・指圧刺激のみが及ぼす影響については明確に言及できなかった。よって、今回は足底部にマッサージ・指圧刺激のみを与えることが生理的・心理的にどのような影響を及ぼすかについて検討した。 【研究方法】 健康な女子10名を対象に、前年度実施した足浴方法に準じて、お湯が入っていない状態のベースンに安静仰臥位の状態で10分間足を入れ(仮の温浴)、その後、片足5分間ずつマッサージ指圧を行った。測定項目は、代謝量、心拍数、血圧、皮膚血流量、皮膚温とし、ケア実施前後にSTAIの不安テストを行った。 【結果・考察】 血圧・代謝量ともにその変化に一定の傾向は見られず、安静時とケア後の平均値間には有意差はなかった。 心拍数の平均値の変化は,安静時に比べ両足マッサージ中は有意に減少し(P<0.0005)、その後足浴終了直後、終了後30分では上昇した。 下腿の皮膚血流量は、安静時の平均値に比べ仮の温浴中は減少し、マッサージ中は仮の温浴中よりも増加した。 全身平均皮膚温は安静時く比べ終了直後から終了後1時間までに有意に上昇した。(P<0.0005) STAIの状態不安の得点はケア実施前後で有意に減少した。 足底部のマッサージ・指圧により温熱刺激がなくても、ケア施行中下腿の皮膚血流量は有意差はないが増加した.またケア後下肢、胸部、上肢の皮膚温は上昇し、計算上全身平均皮膚温が有意に上昇した。しかし、前回の温熱刺激を伴った上でのマッサージに比べ、血流量の増加量、および下肢の皮膚温の上昇値は小さかった。ケアによる心理的影響については、状態不安の得点はケア前後で軽減するという結果を得たが、実験の特殊環境の影響などを含めて今後慎重に検討する必要がある。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)