Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Research Abstract |
本研究は,地理学の手法を応用して,スポーツ施設経営に有用なデータの獲得,分析,活用のための方法を提示することが目的である.具体的には, 1. 「生活活動調査」の手法により,スポーツ施設利用行動の特殊を明らかにする. 2. GISの利用により,(1)で得られたデータも含めて,スポーツ施設経営に有効なデータ分析及び視覚化の方法を提示する. の2点を課題としている. 1に関しては,都市郊外に立地するフィットネスクラブ利用者の「利用時間」,「利用時の立ち寄り先」,「利用時の交通手段」に関するアンケート調査を行った.分析の結果,利用者の90%以上が自動車を利用していることがわかった.また,利用者の半数は,往復ともに自宅とクラブの間を寄り道せずに通っていることがわかった.活動日誌を利用した生活時間調査については,調査対象者の協力を得られなかったために実施できなかった. 2に関しては,東京23区内のフィットネスクラブ,公営総合体育館,公営プールの所在地,施設構成,利用料等のデータを収集し,番地レベルのジオコーディングによって,GISソフトの地図上に表示できるようにした.これによって,競合する施設の状況が容易に把握できるようになった.また,フィットネスクラブ利用者の入退会状況や,利用状況に関するデータを,地図上に表現するシステムを現在開発中である.このシステムによって,施設におけるエリアマーケティング活動の成果を視覚的に確認することができる.
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