脳波(Fmθ波)バイオフィードバックによる集中力トレーニング法の開発
Project/Area Number |
09780049
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
体育学
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
小谷 泰則 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助手 (40240759)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | Fmθ波 / SPN / 集中力 / 脳波 / バイオフィードバック |
Research Abstract |
本研究は、Fmθ波を利用してバイオフィードバックトレーニングを行い、集中力向上のためのトレーニングの開発が可能であるかどうかを検討することを目的とした。また、Fmθ波の他に、SPN(stimulus-preceding negativity)と呼ばれる緩電位成分も同時に測定し、緩電位成分と集中力との関係も合わせて検討した。 用いた課題は時間評価課題であり、被験者の前1.5mに置かれたLED指定された秒数が経過したと思ったならば右手人差し指でボタンを押すように指示した。ボタン押しから3秒後にフィードバック情報を与えた。Fmθ波の出現しやすい状況を作るため、試行は、36試行×2セットを1ブロックとし、10分の休憩をはさんで合計4ブロック行った。その結果、11名の被験者のうち、4名からFmθ波と思われる成分が観察できた。しかしながら、フィードバックによるFmθ波の増大やパフォーマンスの改善は見られなかった。緩電位成分であるSPNを観察したところ、全ての被験者に置いてフィードバック刺激前に顕著なSPNが観察された。またSPNは、エラーの次の試行や報酬が与えられる試行においては、SPNの値が有意に増大した。エラーの次の試行や報酬が与えられる試行は、被験者の集中力画像出していると考えられ、Fmθ波よりもSPNを用いたバイオフィードバックシステムの構築の有効性が指摘された。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)