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子どものスポーツにおけるサービスマネジメント-特に、スポーツ生活能力育成の観点から-

Research Project

Project/Area Number 09780053
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

清水 紀宏  金沢大学, 教育学部, 助教授 (50196531)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1997: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsスポーツサービス / スポーツ生活能力
Research Abstract

これまで、スポーツサービスに関わる研究は、その有効性をサービスの利用・参加実績(動員率)や満足度、あるいは二次的な付加価値によって評価・判断することが多く、スポーツ生活者の生活技術・生活能力への貢献という観点から質的評価を試みた研究は報告されていない。しかしながら、特に子どものスポーツ生活能力は、彼らを取りまく客観的な環境によってではなく、諸サービスへの参加によって形成されるであろうと考えられる。従って、サービスへの参加が、子どものスポーツ生活能力や生活技術の獲得・向上に寄与するよう企画されることが必要であり、その企画のためには、サービスの中において、利用者一人ひとりが体験する内容の質が分析されなければならない。そこで、スポーツサービスを「諸経験の総体」として捉え、学校期の子どもたちに多大な影響をもたらすと考えられる運動部活動における経験内容を明らかにした。まず、運動部経験の構成因子として、「疎外」「能力の発揮」「協同」「企画への参画」など19因子が抽出された。これらの因子の内、「緊張感」「疎外」「部員との交遊」「非自己実現」といった経験は、現在の運動部活動によって多くの者が経験する内容であり、一方、「企画への参画」「教授行動」「自己決定」は、あまり経験されていないことが明らかとなった。但し、運動部における経験の内容は、性別、運動部の種類、競技レベルや運動部のタイプによってかなり異なっていた。以上の調査結果から、運動部という同一のサービス利用であっても、そこからもたらされる諸経験の内容は一様ではないこと、よってサービスの評価に当たっては、参加者一人ひとりの経験の質が問題にされるべきこと、また、運動部というサービスはスポーツ生活の全過程を網羅する諸経験(例えば、仲間の確保、ルールの工夫や開発、スポーツ活動の企画など)を提供するものとはなっていないことなどが示唆された。

Report

(2 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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