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日本における葬礼相撲の社会人類学的研究

Research Project

Project/Area Number 09780091
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionToyo University

Principal Investigator

宇佐美 隆憲  東洋大学, 文学部, 助教授 (70184463)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords葬礼相撲 / 草相撲 / 葬送儀礼 / 社会組織 / スポーツ人類学
Research Abstract

本研究は、日本において現存する葬礼相撲の習俗を明らかにし、その類型を提示することを目的としていた。葬礼相撲は、基本的に人の死に際して相撲をとるという行為を指すが、それ以外にも、年忌や供養といった場面で取られる相撲もこれに属すると考えられる。
以上のような理解に基づき、現在おこなわれている葬礼相撲の形態を分類すると、次に示す3類型の存在が明らかとなった。
1. 新盆を迎えるに際して、相撲をとるという習俗がある。
2. 地蔵供養の一部には、祖先供養として相撲を取る習俗がある。
3. 草相撲において親方的な役割を果たしている人物が亡くなった時に、相撲をとるという習俗がある。
さて、ここに示した3つのパターンは、その全てが、日本各地で見られるというのではなく、それぞれが、時代的、地域的制約を受けておこなわれている。そこで、1〜3に該当する地域を示すと、1と2は愛媛県南予地方、3は石川県の事例ということになる。
そして、時代的には、1と2が現在でもその機能を残しながらおこなわれており、3が昭和の後半まで行われていたことが確認されている。
もちろん、全国各地には、これ以外にも葬礼相撲の類型が存在してる可能性はあるが、それを明らかにするためには、さらなる事例の収集とその詳細な分析が必要となる。しかし、現時点では、以上に掲げた3類型が葬礼相撲として認定することが可能なのである。

Report

(2 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 宇佐美,隆憲: "民族スポーツ研究のフィールドワーク" 体育の科学. Vol49-3. 189-193 (1999)

    • Related Report
      1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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