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主観的尺度に基づいて発揮される力と客観的尺度との相違

Research Project

Project/Area Number 09780098
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionOsaka Institute of Technology

Principal Investigator

井上 裕美子  大阪工業大学, 情報科学部, 助手 (40288767)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1998: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords主観的尺度 / 握力 / 自転車作業 / 男子
Research Abstract

スポーツ場面の力発揮では、全身運動後に自分自身の感覚を頼りに力の出し分けを行う場合が多いが、これまでの主観的な感覚尺度を検討した先行研究では、安静時についての研究力吠多数をしめ、運動後の感覚尺度について検討した研究は数少ない。本研究は、運動直後の主観的な感覚尺度について、握力による力発揮を取り上げて検討を行った。また、先行研究で行った女子学生と今回対象とした男子学生の場合を比較しつつ検討を行い、運動後には、どのような力の出し分けの特徴がみられるのか、また、男子学生の力の出し分けについてどのような特徴がみられるのかについて検討を行うことを目的とした。
平成10年度では、男子学生13名が実験に参加した。平成9年度と同様に、主観的尺度に基づいて発揮される4段階の握力(随意最大筋力を100%として、その75%、50%、25%の4段階)を60%VO_2max強度の5分間の自転車作業を行う前に各8回(合計32回)、自転車作業後に各1回(合計4回)行うEX条件と対象条件として、運動を行わないREST条件を行った。男子学生についても、主観的尺度によって4段階の握力の出し分けは出来ており、運動前後の4段階の握力値を比較すると、自転車作業後には、握力の増大する傾向がみられた。しかし、対象条件のREST条件とEX条件では、有意差には至らなかった。女子学生では、有意差がみられ、自転車作業後の方が顕著に握力が増大していたので、この点において、男子学生と女子学生には違いがみられた。女子学生において、自転車作業の影響がみられやすかった100%と25%の力発揮では、男子学生では、グレーディングを高い値で行っており、高い値でグレーディングを行うほど、増大量が少ないという負の相関も得られた。このことから、男子学生において、女子学生のように自転車作業後に握力の増大量が多くなかったという結果は、4段階の握力を出し分けるグレーディングが、女子と比較して高かったことに起因しているのではないかと推察された。

Report

(2 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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