社会文化理論に基づく算数・数学科授業過程の実証的研究
Project/Area Number |
09780141
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Science education
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
大谷 実 金沢大学, 教育学部, 助教授 (50241758)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 社会文化理論 / 授業過程 / 算数・数学教育 / 授業 |
Research Abstract |
本研究は,小学校での算数教育の最終段階である第6学年から中学校での数学教育の最初の段階である第1学年にかけての,授業における教室文化と子どもの数学的知識の構成過程の発展・変数学的知識の構成過程発展・変容の様子を,ウィゴッキー派の社会文化理論を視座として分析することを課題とした。平成10年度は,石川県金沢市の公立中学校1年の1クラスを研究対象とし,そこで営まれる数学の研対象として設定し,1年間にわたり参与観察を行った。この参与観察の過程でえられた授業データから、このクラスで社会的に構成されている数学的実践(問題の構成,解法の手だての計画,解法の構成,結果の検討など)の特徴を,「参加」と「談話」の形態という対人的相互行為の概念を分析視点として検討した。一連の分析を通して、当該の授業において特徴的な「参加」と「談話」の形態と生徒の認知活動との相互依存性について暫定的な仮説を設定するとともに,以後の授業で吟味しながら,修正を行い,より妥当性のある命題に洗練した。こうした研究成果の一端は,日本数学教育学会において公表された。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)