Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Research Abstract |
近年の若者の理科系離れを防ぐため,魅力ある実践的な理科教育を実現することが望まれている.本研究では,望遠鏡をインターネットを通じて,遠隔地からリモートコントロール可能なシステムをWWW上に構築し,小,中,高等学校での天文教育や科学教育に利用してもらう.さらに,海外のプラネタリウムや学校などからも利用してもらうことにより,時差を利用して,利用者側が昼の時間帯でも,生の天体画像を見れるようにすることにより,国際的に臨場感あふれる科学教育の実現に貢献することと,そのための技術開発を行うことを目的とする. 昨年度はWEBによるユーザインタフェースと,望遠鏡制御プログラム,および,その間のデータの授受を行うためのCGI(Common Gateway Interface)のプログラムを構築した.しかしながら,ライブ映像の表示については,市販のCU-SeeMeを用いており,操作系と表示系が異なるウィンドウであったため,ユーザビリティが必ずしも良くないシステムであった. そこで,本年度は,ライブ映像の表示にPipeCamを応用することにより,操作系と表示系を一枚のWebページ上に提示できるように改良を行った.これにより,リモート望遠鏡の操作性が向上した. 現在,システムの評価を,海外の教育機関から行ってもらっている途上である.また,小型望遠鏡により,リモート利用専用のシステムを開発中である.
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