Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Research Abstract |
本年度は,以下の項目に重点をおいて研究を行った. 1. グラフ生成システムFormal Graph System(FGS)を用いた知識獲得システムKD-FGSの計算機への実装: FGSを知識表現現としてもつ機械発見システムKD-FGSを提案し,そのプロトタイプを計算機上に実装した。KD-FGSは,FGSインタプリ夕と論駁推論アルゴリズムからなる知識発見システムであり,例としてグラフデータを受け取り,それらを説明するようなFGSプログラムを出力するものである。また,実際にグラフデータを与えた実験を行うことによりその有効性を示した。 2. ユークリッド空間上のグラフを対象としたグラフ生成システムの構築: グラフを平面に埋め込む規則を付加したグラフ文法であるレイアウトグラフ文法を計算機上に実装し,その有効性を確認した。このレイアウトグラフ文法を元に,レイアウトグラフ文法よりグラフの生成能力の高いFGSをユークリッド空間上のグラフを扱えるように拡張したLayout Formal Graph System(LFGS)を定義し,そのインタプリ夕を開発した。現在,KD-FGSをもとに,ユークリッド空間上のデータを入力例とし,LFGSを知識表現言語として出力する知識発見システムの開発を行っている。 3. 推論機構に関する基礎研究: FGSの論駁推論可能性について考察し,論駁推論可能であるFGSのサブクラスを見つけた。また,レイアウトグラフ文法の元となったグラフ文法である頂点制御グラフ文法(Node-1abel Controlled Graph Grammar)が論駁推論可能であることを示した。これにより,KD-FGSを,レイアウトグラフ文法およびLFGSプログラムを仮説として出力するシステムに拡張するための基礎的理論の構築を行った。
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