一貫性情報を用いた高水準データベースの並行処理制御に関する研究
Project/Area Number |
09780398
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報システム学(含情報図書館学)
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Research Institution | Fukuoka Institute of Technology |
Principal Investigator |
徐 海燕 福岡工業大学, 情報工学部・情報工学科, 助教授 (80226373)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | データベース / 並行処理制御 / 回復制御 / 一貫性制約 / 直列可能性 / ACID特性 / 後退復帰 / 2相施錠方式 / 2相施疑方式 / 時刻印方式 |
Research Abstract |
並行処理制御の目的は、処理単位の原子性、整合性、隔離性、耐久性というACID特性と呼ばれる性質が成り立つことを保証するためである。従来では、直列可能性基準に基づいていたが、データベースの応用分野がCAD/CAMなどに拡大するにつれ,並行処理制御上で多くの新しい課題が生じている.それらに対処するため,われわれは,独立化可能性という一貫性情報を利用した並行処理制御基準を提案している.本年度は,1)一貫性情報に基づく処理単位のACID特性の分析、2)並行処理制御方式と回復制御方式の導入と3)動的再構成機能の検討、を中心に研究を推進した。 1) については、一貫性情報を利用できると、整合性と隔離性が形式的に表現できるようになり、直列可能性に依存する必要がなる結果が得られた。それによって、原子性と耐久性が部分処理単位レベルに短縮できた。 2) については、協同作業環境を支援できる並行処理制御方式と回復制御方式を導入した。それによって、高水準データベースにおける相互参照要求が満たされ、回復制御に関する問題も大きく緩和できた。 3) については、整合性を保証する処理単位集合上の拡張施錠方式スケジュールに対する動的再構成機能およびその性質について検討した。それによって、高水準データベースにおける回復制御や予測不能などの問題に対処できることを示した。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)