分子認識機能団の部位特異的導入によるヘム蛋白質の機能変換
Project/Area Number |
09780527
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Bioorganic chemistry
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
浜地 格 九州大学, 工学部, 助教授 (90202259)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | ミオグロビン / 再構成法 / イミノ二酢酸修飾ヘム / 金属イオン応答性 / ヘモグロビン / ヘム蛋白質 / 分子認識 / レセプター / 非天然分子 / 再構成 / 人工機能化 |
Research Abstract |
1.遷移金属イオンと強い錯化能を有するイミノニ酢酸基をプロトヘムのプロピオン酸部位にベンダントした修飾ヘムを合成した。 2.この修飾ヘムが,アポシオグロビン,アポヘモグロビンに効率よく再構成されることがわかった。 3.得られた再構成シオグロビンについては,遷移金属イオンを添加するとほぼ定量的に錯体を形成し,シオグロビン活性中心にある配促水のpkaを0.5〜1.0低カさせることが示された。これはシオグロビン表面での金属イオンとの錯形成が,シオグロビンヘムポケットを少しだけ押し拡げていることを示唆している。 4.このこととよい対応を示して,シオグロビン活性中心への電子移動速度(アスマルガン酸による還元で見積った)が,遷移金属イオンの結合によって10倍くらい加速された。また,この加速効果は,3で述べたpkaの変化の順とよい対応をなした。 5.このような変化は,アルカリ金属,アルカリ土類金属では全く見られなかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)