アネキシンIVとVのレクチン活性と細胞外分泌に関わるドメインの解析
Project/Area Number |
09780542
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Structural biochemistry
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
小島 京子 お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (80262351)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | アネキシン / レクチン / 分泌 |
Research Abstract |
アネキシンはカルシウム/リン脂質結合タンパク質で、現在までに哺乳類では10種類以上のアネキシンが見い出されている。脂質との相互作用のほかにアネキシンは、グライコサミノグライカン(GAG)鎖とも結合することが明らかになり、生体内でプロテオグライカンのレセプターとして機能する可能性も示唆されてきた。本研究では、アネキシンのレクチンとしての機能と細胞外への分泌機構を解明するための基礎的研究を行った。 (1) アネキシンのレクチン活性 GAG鎖を固定化したセファロースを用いたアフィニティークロマトグラフィーや、GAGをウシ血清アルブミンや西洋ワサビペルオキシダーゼにカップリングして調製したネオプロテオグライカンを使った固相アッセイ法で、アネキシンのレクチン活性を調べたところ、アネキシンIV、VだけでなくアネキシンI、II、VIにもGAG結合活性があることが明らかになった。各アネキシンのGAGに対する結合特異性は異なり、アネキシンは単にGAGの持つ負電荷と相互作用するのではなく、負電荷を含む糖鎖構造を認識していることが示唆された。 (2) アネキシンの細胞外分泌機構 アネキシンは分泌・膜貫通タンパク質がアミノ末端側に持つ疎水敵なシグナルペプチドを持たないタンパク質である。しかし、特定の細胞では分泌されていることが報告されており、なんらかの分泌経路を介して細胞外、細胞表面に発現されていると考えられる。アネキシンの細胞外への分泌機構を調べるための適当な培養実験系として軟骨細胞を考え、アネキシンの発現を調べた。ラット軟骨肉腫細胞(RCS-LTC)では、軟骨形成へ細胞を分化させるとともにアネキシンII、Vの発現量が増大することが示唆された。今後この系を用いて、分化に伴うアネキシンの発現と分泌機構に関する研究を継続する予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)