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線虫C.elegansの新しい細胞死関連遺伝子の検索と解析

Research Project

Project/Area Number 09780622
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Molecular biology
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

杉本 亜砂子  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (80281715)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywordsプログラム細胞死 / アポトーシス / 線虫 / C.elegans / アポートシス
Research Abstract

本研究では線虫C.elegansのプログラム細胞死に関与する新しい遺伝子の分離・解析を目的として、細胞死異常を示す染色体欠失の解析を行った。
前年度までに行ったスクリーニングにより、細胞死異常が引き起こされる約10の染色体欠失を同定した。そのなかで、異常に大きな死細胞を呈するeDf2に着目してさらなる解析を行った。eDf2は第III染色体の約1/3にわたる広い領域を欠損している。そこで、巨大な死細胞を引き起こす原因遺伝子の存在領域を狭めるため、eDf2とオーバーラップする染色体欠失に面して表現型を解析した。その結果、第3染色体右端の約2map unitの領域に原因遺伝子が存在することが明らかになった。以後、該当領域を欠失する最小の染色体欠失であるtDf6を用いて解析を行った。
tDf6に見られる巨大な死細胞が実際にプログラム細胞死経路によって生じているか否かを明らかにするため、C.elegannsの既知の細胞死変異体とtDf6との二重変異体の解析を行った。細胞死が全く起きなくなるced-3変異とtDf6との二重変異体では通常の死細胞に加え巨大な死細胞も見られなくなった。したがって、tDf6に見られる巨大な死細胞は通常のプログラム細胞死経路によって死んだ細胞であることが示された。また、tDf6の細胞数は野生型と有為な差がなかったため、巨大な死細胞が細胞分裂早期停止に起因するものではないことが示された。
今後は、tDf6の巨大な死細胞がどの細胞の死によるものなのか、どのように形成されるかを明らかにするために、胚発生過程を録画し経時的な解析を行う予定である。また、併行して原因遺伝子のクローニングを進めている。

Report

(2 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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