Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Research Abstract |
(方法)約400gSprague-Dawley系雄性ラットを用い、4%抱水クロラール0.9ml/kgの腹腔内投与による麻酔下にfluid percussionによる実験脳損傷を作成。外傷後2ケ月、4ケ月、6ケ月にラット(n=6)を4%パラホルムアルデヒドで還流固定し、ミクロスライサ-にて大脳尾状核より延髄まで連続切変を作成した。これらをGallyas,methenamine silver,抗tau(Tau2,Sigma,1:100),抗PHF-tau(AT8,Innogenetics,1:100),抗Aβ(Behringer,1:10)の各染色を行なった。Gallyas染色の一部は1%osmium固定しEpon包埋。Ultrathin section作成しuranyl acetateとlead citrateで二重染色した。 (結果)一般染色では、外傷側大脳皮質の萎縮、外傷側海馬CA2-4錐体細胞の減少、外傷側大脳皮質の神経細胞の減少を認めた。外傷後2-6ケ月で、Gallyas,methe-namine silver,抗tau,抗PHF-tau染色で、右大脳皮質、右海馬に神経原線維変化と思われる所見が得られた。また、抗PHF-tau,抗Aβ抗体による免疫染色で、外傷6カ月後に多数の神経細胞に陽性所見が得られた。Gallyas電顕では、神経原線維変化とneuropil threadの細胞内にamorphos materialが見られ、この内部には多数のsliver particlesとshort microfibrilsを含んでいた。しかし明かなPHFは認められなかった。 (結論)同モデルは、神経原線維変化の機序を研究するうえで、有用なモデルと考えられる。
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