Project/Area Number |
09780720
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neurochemistry/Neuropharmacology
|
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
横山 茂 金沢大学, 医学部, 助教授 (00210633)
|
Project Period (FY) |
1997 – 1998
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 膜電位依存性カリウムチャネル / Kv3.1 / Kv1.2 / カリウムチャネル / cDNAクローニング |
Research Abstract |
1. カリウム(K+)チャネル(Kv3.la)のアミノ(N)末端、カルボキシ(C)末端、および第1膜貫通領域と第2膜貫通領域を連結する細胞外ループの3か所のアミノ酸配列にもとずく合成ペプチドに対する抗体を作製した。これに加えて、Kv1.2チャネルのアミノ(N)末端に対する抗体も作製した。 2. Kv3.1aのalternative splicing variantであるKv3.1bをマウス小脳からクローン化した。Kv3.1bはC末端細胞内領域のみKv3.1aと異なる。 3. Kv3.1bをGFP(Green fluorescent protein)標識し、Kv3.laと同時に培養神経細胞株に発現させた。Kv3.1aを認識する抗体、およびKv3.1bに付加したGFPを異なる蛍光波長で検出したところ両者の細胞内分布に差異がみられた。Kv3.1aはより微細な神経突起にまで広く分布するのに対して、Kv3.1bの局在は細胞体近傍に限られる傾向があった。 4. 以上より、Kv3.1aおよびKv3.1bのチャネル蛋白は異なるアンカー(anchor)蛋白に会合している可能性が示唆される。今後Kv3.1aおよびKv3.1bのC末端領域を餌(bait)にしてtwo-hybridシステムのcDNAライブラリーをスクリーニングする予定である。 5. 上記1の抗Kv1.2抗体を用いてラット感覚神経節の免疫染色を行ったところ、中型から大型の細胞体に強い染色が観察された。Kv1.2チャネルは触覚等の特定の感覚の伝達に大きく関与することが示唆された。
|