Project/Area Number |
09780749
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neuroscience in general
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Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
小峰 由里子 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (90280586)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 中枢神経系 / 非翻訳RNA / 反復配列 |
Research Abstract |
われわれは,ラット小脳LTD誘発に伴って発現が上昇する遺伝子の探索の過程で,神経系に特異的に発現する新規の非翻訳RNA,Bsr RNAを単離した。このRNAについて、平成9-10年度に得られた知見を以下にまとめる。 1. Bsr RNAは、約900塩基の単位配列1-10数コピーからなる繰り返し構造を持っている。2.脳での発現分布を見たところ,ほとんどの部域で発現が見られたが,部域によって発現量に違いが見られた。特に発現量が多かったのは,大脳皮質では,海馬,嗅球,嗅皮質など,また,視床下部の視交差上核,視索上核などであった。前脳においては,系統発生的に比較的古いと考えられている部域で発現量が多いと言える。3.発生中の中枢神経系では,増殖中の未分化な細胞では発現が認められず,分化を開始した細胞でのみ発現が見られる。4.染色体DNAに対するサザンハイブリダイゼーション,ライブラリーのスクリーニングの結果から,Bsr RNA遺伝子はハプロイドゲノムあたり100-150コピー程度の単位配列が染色体上に並列の並んだ構造をとっていることがわかった。また,FISH法により、これらの遺伝子が6番染色体上の1ヶ所に集中していることがわかった。5.ラット属の各種の染色体上にはこのRNAと相同な配列が認められるが,マウスなどその他の種では保存されていない。このことから,これらの繰り返し配列は進化の過程においてラット属の分岐以降に染色体上に挿入されたものであることが推測される。 Bsr RNAの機能は現段階では不明であるが、構造や発現様式に見られる上記のような興味深い特徴を論文にまとめ発表した。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)