核医学心筋画像と冠動脈造影像の3次元複合表示および解析システムの開発
Project/Area Number |
09780821
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biomedical engineering/Biological material science
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
杉本 直三 京都大学, 情報学研究科, 助教授 (20196752)
|
Project Period (FY) |
1997 – 1998
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
|
Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | 医用画像処理 / 心臓イメージング / 3次元画像 / 画像の重ね合わせ / 核医学 / 心血管造影像 |
Research Abstract |
昨年までは、高価なグラフィックワークステーションやビジュアリゼーションソフトウェアを用いて重ね合わせ及び複合表示システムの試作を行って来た。今年度はこれまで開発して来たシステムの使用経験を積み、有効性を確認すると共に、臨床への応用を念頭にPC上でのシステムの実現を試みた。以下具体的に記す。 1. PC上で重ね合わせ及び複合表示システムの試作を行った。この際、臨床で使用することを想走して、安価なシステムを構築するために、フリーソフトウェアを中心とした構成を検討した。実際にはPC-AT互換機上に構築したPC-UNIX(GNU/Linux)+XFree86+MesaGL(OpenGL)という環境を用いた。同システム上で、3次元表示のハードウェアアクセラレーションが可能であることも確認した。また、OpenGLを用いたことにより簡単に他のプラットフォームへの移植が可能であると考えられた。実際、医師の間で評判の高い、マッキトッシュ上でのシステム試作も開始した。 2. 先のシステムに、SPECTやPETからのディジタルデータ転送が可能であることを確認した。 3. 昨年度以来開発を続けて来た、ブルズアイマップ上での重ね合わせ表示が臨床上有用であることが確認できた。このため、ブルズアイマップ上での重ね合わせを簡単に実現するための、半自動重ね合わせプログラムとユーザインターフェイスを上記システム上に試作し、アルゴリズムとシステムの有効性を確認した。 4. 重ね合わせを簡単に実現するためには、造影像上で冠動脈像の抽出が行われていることが望ましい。冠動脈の抽出のために、モルフォロジーフィルタを用いる方法を検討し、有効性を確認した。
|
Report
(2 results)
Research Products
(7 results)