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医療協力プロジェクトにおける文化人類学者の役割

Research Project

Project/Area Number 09871056
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 文化人類学(含民族学・民俗学)
Research InstitutionChukyo University

Principal Investigator

斎藤 尚文  中京大学, 社会学部, 教授 (10170523)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords国際医療協力 / 文化人類学 / 開発 / 文化人類学者の役割
Research Abstract

本研究の目的は、医学系研究者の国際協力観と文化人類学者への期待を理解し、医療協力プロジェクトにおいて文化人類学者が果たしてきた役割を検討して、国際医療協力プロジェクトにおいて文化人類学的な考え方を反映する道を探ることである。医学系研究者には、科学技術を優先し、低開発国における科学技術の適用と普及を目指す傾向が強い。このような医学系研究者は、科学技術の適用と普及にとっての「文化的」障害を察知し、除去することを、文化人類学者に望みがちである。
研究対象となる人びとがどのように生活し何を考えているか、という文化人類学と共通の関心を示す人は、医学の中では公衆衛生学の研究者、そして看護婦・保健婦の中に多い。そこで今年度は、公衆衛生学や看護学の国際医療協力に関する学会・セミナー・研究会に出席した。こうした人びとには、文化人類学的な調査の成果、つまり民族誌を、医療協力実施地域に暮らす人びとに関する単なる情報源とするのではなく、医療協力をする人びととされる人びととの関係の中で、読んでもらえる可能性が高い。これは、働きかけられる側の生活や考え方にもとづいて、働きかける側が働きかけた方だけでなく、働きかけを支える考え方自体をも見直すということであり、文化人類学者にとっては、望ましいことである。
以上のような考え方にもとづいて、今年度は、国際医療協力経験のある、保健婦・看護婦たちにインタビューを試みた。この成果は、単なるインタビューの記録ではなく、相互の意見交換の記録として、共著のような形で発表したい。インタビューの成果のうちの2つは、現在共同の編集作業を開始しており、来年度後半には公表できる見通しである。

Report

(2 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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