Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Research Abstract |
本年度は,ソーレー効果を利用した強制レイリー散乱法の高精度化と生態系への可能性を追求し,以下のような成果を得た。 (1) 最適な実験条件を求めるために,レーザーによる加熱時間,干渉縞間隔,レーザースポット径,試料厚み,及び干渉性等を変化させ実験を行い,半経験的ではあるが適切な実験条件を得ることが出来た。 (2) 加熱レーザ光の強度がガウス分布をしていることによるサフマルレンズ効果について検討を行った。熱伝導の時定数,拡散の時定数,サーマルレンズの時定数を分離させるためには,加熱ビーム径を広げ,干渉縞間隔を10〜30ミクロンに狭くすることが,最も効果的であることが実験的に明らかになった。 (3) この方法の大きな特徴の一つとして,拡散係数の濃度依存性が検知できる点があるため,タンパク質溶液(アルブミン+酢酸)の測定を試みた。
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