波動の伝播と干渉を利用した三次元超並列計算に関する研究
Project/Area Number |
09875091
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
熊沢 逸夫 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (70186469)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 波動 / 干渉 / 神経回路モデル / 超並列計算 / 積和演算 / 音波 / 圧電デバイス / 光 |
Research Abstract |
本課題では、三次元空間内に配置された波源から発せられる波動の伝播と干渉を利用して、神経回路網モデルを構築し、ハードウェアの試作とソフトウェア上のシミュレーションを通じて、その計算能力を確認した。当初計画では、1cm程度の波長の表面弾性波を用いて、16程度の素子を含む15cm程度のサイズのシステムを試作することを目指したが、製作技術に不備があったため、表面弾性波より扱いやすい、音波を利用し、40cm四方のハードウェアを試作した。波源として圧電デバイス、受信器として小型マイクロホンを使用し、AND、OR、EXOR、2進四則演算等の基本演算を音波の干渉を利用して実現できることを明らかにした。実験を通じて、素子特性の個体差による影響、周囲雑音、反射の影響などが明らかとなったため、今後はより安定な波動媒体として、光を用いるハードウェアを構築する予定である。光の場合、干渉性を利用することが難しいため、波長の違いにより正負の量を区別するなどの工夫が必要になると予想される。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)