物理ゲル形成系における異常小角散乱と超スローモードの観測
Project/Area Number |
09875239
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
高分子構造・物性(含繊維)
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
和泉 義信 山形大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30002158)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 物理ゲル / 熱解析(DSC) / 構造解析(ULS,SAS,WAXD) / 牛血清アルブミンゲル / アタクチックポリスチレンゲル / 分岐ポリエチレンゲル / 二段階融解 / ジエランガムゲル / 異常小角散乱 / 超スローモード / 超小角散乱 / 小角散乱 / 広角散乱 / アタクチックポリスチレン |
Research Abstract |
高分子/希釈剤系について物理ゲル形成における時空構造の揺らぎの熱解析と構造解析を行い、機構解明を行った。各系につき特記事項を記した (1) 牛血清アルブミン溶液の加熱ゲル化:力学的転移点と構造的転移点が一致することを見いだした。 (2) アタクチックポリスチレン/二硫化炭素溶液の低温ゲル化:ゲル化が溶媒の構造形成に伴い、高分子鎖の局所コンホメーションがランダムなTあるいはG型から規則的なTTGG型へと変化し、これが架橋点を形成することおよび、架橋ゾーンの大きさは、高分子鎖のサイズとほぼ同程度であることを見いだした。 (3) 分岐ポリエチレン/トルエン系のゲルーゾル転移:ラメラがゲル化の要因であること、ゲル化が古典的な機構で進行することを示した。 (4) ポリ(γ-ベンジルL-グルタメート)/ベンゼン系希薄ゲルの二段階融解:二段階融解機構が、3本鎖から2本鎖への融解、ついで2本鎖から1本鎖の融解がおこること、ゲル形成は、ベンゼンの構造形成により起こることを明らかにした。 (5) ジェランガム溶液のゲル-ゾル転移:転移に伴って、発熱ピークは濃度と共に上昇するが、吸熱ピークはある濃度まで増加するが、その後2つに分割し、消失していく。この原因が、パラクリスタル的な秩序を持ったラメラの形成・融解によることを明らかにした。さらに高濃度領域で液晶が形成されることを見いだした。
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Report
(2 results)
Research Products
(15 results)