海綿Mycale sp.におけるmycalolide類の真の生産生物の特定および培養
Project/Area Number |
09876053
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Fisheries chemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松永 茂樹 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (60183951)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 海綿 / Mycale / mycalolide / 抗体 / 海綿動物 / 細胞毒性 / マクロライド / アクチン / 脱重合 |
Research Abstract |
海綿Mycale sp.に含まれるミカロライド類について,以下の3項目について調べた。 1. 抗体の調製:ミカロライドBの側鎖のN-メチルアミドを加水分解で除去しアルデヒドとした後に還元的にBSAと結合した複合体を抗原として用いて、ウサギを用いてミカロライドBに対する抗体を作った。 2. ミカロライドBの組織分布の観察:海綿の切片を上記抗体を用いて免疫染色し観察しミカロライドBの組織分布を調べたが、標本が海綿の輸送中に悪化しており、よい切片を調製することができなかった。 3. 五ヶ所湾産のMycale sp.から3種の新規ミカロライド類を得た。それらの化学構造は各種スペクトルデータの解析から、30-hydroxymycalolide A、32-hydroxymycalolide A、および38-hydroxymycalolide Bと決定した。いずれも、既存のミカロライド類より高極性であった。また、種々の化学変換を検討した結果、NaBH4で還元した後に鹸化処理を施すとすべてのミカロライド類から同一物質が導かれたので、全ミカロライド系化合物の立体化学の関連づけを行うことができた。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)