リンパ行性癌転移機構の解明を目指した細胞生理学的萌芽研究
Project/Area Number |
09877008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General physiology
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
大橋 俊夫 信州大学, 医学部, 教授 (80020832)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 遺伝子導入マウス / マウス腸間膜 / 腸間膜リンパ管 / 生体顕微鏡システム / リンパ動態 / 内径変化測定システム / 心臓様リンパ管拍動 / ATP依存性K^+チャネル / 腫瘍細胞 / リンパ行性転移 / 家兎 / 膝窩リンパ節 / FITCラベル胃癌細胞 / 機械的マッサージ / リンパ流量 / マトリックス |
Research Abstract |
遺伝子導入実験動物マウスの腸間膜リンパ管生体顕微鏡システムの開発 能動的なリンパ輸送機構の一つとしてリンパ管平滑筋の自発性収縮による心臓様ポンプ作用が知られている。また最近、遺伝子導入などでリンパ行性癌転移を発生しやすくした実験動物モデルの作製が可能となり、こうしたマウスを用いたリンパ管動態についての研究が出来るようになってきた。そこで我々は、生体顕微鏡を用いてマウス腸間膜リンパ管の挙動をin vivo条件下で経時的に観察できる実験システムを開発した。 4〜7週齢のDDY系マウスを麻酔後、保温プレート上で開腹して、小腸の一部を体外に取り出し、リンパ管を含む腸間膜を観察窓上に広げて、その表面をKrebs液で灌流しながらリンパ管の挙動を顕微鏡下で観察できるシステムを開発した。またその内径の変化をビデオ画像より自動的に連続して計測する装置もあわせて作製した。 その新装置を用いて実験した結果、対照群のマウス腸間膜リンパ管には、振幅が小さく毎分約13回の自発性収縮が観察された。また一部の対照時自発性収縮消失標本でもnoradrenarineやtetraethyl anmmoniumなどの薬物投与で自発性収縮が誘起されることが観察された。
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Report
(2 results)
Research Products
(13 results)